教会のミサで体験した祭壇からのリレーと、キャンドルサービスを融合させたカメヤマキャンドルハウススタイルのリレー実現のため、昼夜を問わず試行錯誤を続けました。その中でも、頭を悩ませたのはリレー用キャンドルの開発と、キャンドルサービスと同じ時間内で完結させることでした。手に持っても熱くならず、持ち歩いてもロウがたれず安全で、一度火を消して再点火してもなお美しく、さらにデザインもすぐれ、おしゃれであること。
そうして、カメヤマキャンドルハウスならではのデザイン力と技術を駆使し、すべての条件を満たしたリレー用キャンドル、「ラビアンローズ」を最終的に採用することになりました。
そして、複数のカメヤマ株式会社社員の結婚式において、入場からメモリアルキャンドルの点火まで一連の流れを隈なく検証。キャンドルサービスと同じ時間内で完結するという難題をクリアし、新郎新婦やそのご両親、ご友人などの温かいご協力によりキャンドルリレーの骨格を形成することができたのです。
同時に海外のバースデーシーンやキャンドルに宿る妖精のエピソードから、キャンドルに願いを込めてそっと吹き消すというスタイルを確立していきました。
欧米のパーティーからヒントを得て、長い時間をかけて考案されたキャンドルサービスやリレー。しかし、それは決して営利目的で始まったのではなく、キャンドルのある風景を日本に伝えたいと願った私たちカメヤマキャンドルハウスの強い想いからでした。
今後は、ウェディングだけでなくご家庭の中での大切なイベントにおいても、キャンドルリレーが広まって欲しいと思っています。
大切な人から受け取る灯火、大切な方へ点火する灯火。多くても少なくてもすべてのキャンドルに火が灯ったときの荘厳なあの雰囲気。
私が衝撃を受けたように、心が洗われるような瞬間を、一人でも多くの方に感じていただけたら…それが私たちの心からの願いです。